デジタル・ビデオという概念は,新製品も大きな話題となった(Impress PC Watchの記事)MTVシリーズのようなビデオキャプチャカードもティーボも同じ。テレビ局はデジタル・ビデオをみえない箱の中に片づけたい気持ちでいるが,もうそうなることはない。では,どうするべきか?
ティーボ社のティーボでCMを簡単にスキップできるボタン操作が,最近複数のウェブログに出回った。だが,この説明書に載っていない裏技について,ティーボ社は話したくない様子だ。メディア企業と争いたくない,ユーザーに複雑な操作をさせたくない,などの理由が考えられている。
そして,ティーボと競合する製品であるリプレイTVをリリースしているソニックブルー社は多額の負債を抱え,身売りも検討しているという(ZDNet Newsの記事)。テレビ局からの訴訟による影響もあるだろう。日本ではビデオキャプチャボードの人気の方が高いが,米国ではティーボの人気が高い。持っている人は本当にティーボが好きなようだ。これなしでは生きていけない,という人は多い。
ティーボがランデブーを採用するという話もあり(アップル社のリリース),将来的にマック上でティーボのビデオを再生できる環境が整う可能性が高い。テレビ画質の動画もエアポート・エクストリーム(802.11G)なら問題なくやり取りできるからだ。だが記事にある通り,ネットワーク上にテレビ番組を出せる機能を持ったリプレイTVがこのような事態になっているため,穏健派っぽいティーボ社の動きは読めない。まぁネットワークに組み込まれればあとはなんとかするユーザーが現れると思うが。てゆーか,この流れをテレビ局はなんとかした方がいいだろうに。最初からネットワークでテレビを流しちゃえば,はやいんぢゃないの?
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